2013年1月17日木曜日

言語感覚

 こないだ久しぶりに投稿いたしました伊東(望月)です。

 最近は齢をとり、やたらと昔の事を考えます。私は都立高校に進学しましたが、結局は父親や 親戚の多くが行った慶応に進みました。松濤中学から慶応高校に進学した人には、松濤中学の近くにお家があった、楠見君がいたと思います。そしてその頃、母親や叔母から、東京の下町言葉の影響を受けた「慶応言葉」について聞かされました。それは「それを聞いてやっこさん、エレえ喜んで、ノコ ノコやって来やがんのサ」などというものでした。この東京弁の特色を、ずっと以前主題にした、「エリーゼのために」という投稿をしました。

 ところで、私の友達の豪州人で、日本が好きで日本語を勉強し、観光で日本にもよく行く人がいますが、彼は鎌倉にも行き、長谷の大仏も見ています。そして、「自分の息子「デーヴィッド」は大仏だ」と言いました。これを聞いて私は、東京の下町言葉と豪州の英語は、この点で反対の方向性があると思いました。即ち東京弁ではアイ>エー、豪州弁ではエー>アイだと言うことです。ちなみに30年ほど前、ここに日本から樫本先生という英語の先生が一 年間、交換教師で日本語を教えにきましたが、この豪州人の友達は、「樫本はノートルダムのせむし男だ」と言いました。

伊東(望月)宏

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